一人の少女をきっかけに“環境関連銘柄”が人気化か?

足元では「環境関連銘柄」が話題になりつつあるのをご存知でしょうか?

9月後半から環境問題について取り上げられるイベントが多くありました。

9月11日に発表された内閣改造では小泉進次郎議員が「環境大臣」として初入閣

9月23日に国連本部で開かれた“気候行動サミット”にて「気候変動のような大きな規模の問題に取り組むことは、楽しく、クールで、セクシーに違いない」と発言し、話題を集めていたことは記憶に新しいでしょう。

更に注目を集めたのは、若者の代表として地球温暖化対策を訴えるために登壇したスウェーデンの環境活動家で16歳のグレタ・トゥーンベリさんです。

彼女は各国の代表を前に「お金と経済発展のことばかり話している」、「すべての未来の世代の目はあなた方に向けられています。私たちを裏切るなら決して許しません」と温暖化対策について強い口調で非難する演説を繰り広げました。

また、温暖化問題について懐疑的なトランプ米大統領が登場した際には、彼女は睨みつけるような厳しい表情をみせ、話題に。

地球温暖化に関しては諸説あることから、彼女については世界中で賛否両論、様々な意見を集めました。

更に、明日11日には「ノーベル平和賞」の受賞者が発表されますが、グレタさんは有力候補に挙げられており、受賞した場合には環境関連銘柄へ物色が進むのではないかという見方が強まっています。

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「グリーン投資」の動きが拡大

環境関連銘柄への追い風は上記だけではありません。

温暖化対策など気候変動への対応が課題となる中、温室効果ガスなどの削減などに注力する企業に優先的に投資する「グリーン投資」が欧米を中心に広がりをみせています。

8日には地球温暖化や環境問題対策に力を入れる企業を投資先とする「グリーン投資」を拡大する目的として、世界の産業界や金融界のトップが集まる初の国際会議「TCFDサミット」が東京で開催されました。

気候変動に関する企業の対応について情報開示するように促す取り組みが「TCFD」です。

日本企業では【7203】トヨタ自動車【8058】三菱商事や【8031】三井物産、【6506】安川電機、【2931】ユーグレナなど194の様々な企業・機関が「TCFD」に賛同しています。

年金機構や投資ファンドなど大口投資家の投資先として、温室効果ガスや二酸化炭素を多く排出する事業を展開する企業が避けられる流れが強まっており、グリーン投資の本格化は環境関連銘柄へ強い追い風となることでしょう。

喫緊の課題、「脱プラ」が最右翼

同テーマの中でも今年、特に関心が高まっているのが脱プラスチック関連企業です。

今年6月に開催されたG20大阪サミットでは「海洋プラスチックごみ問題」が主要課題となりました。

プラスチックごみによる海洋汚染が世界的な問題となっており、カナダやフランスでは早ければ2021年から使い捨てプラスチックの使用が禁止に。

中国は世界中から資源ごみを輸入し、リサイクル事業を展開していましたが、環境に与える影響が深刻化していることから今年に入り、廃棄物の輸入を禁止しました。

そこで注目を集めているのが、プラスチック処理を展開する企業や、代替品となる製品を展開している「脱プラスチック関連企業」です。

廃プラスチックの処理事業を展開している【4651】サニックスは8月から継続的に物色が進む展開に。

脱プラスチックを追い風に紙袋の需要が拡大している【3950】ザ・パックは10月に入り年初来高値をつけています。

海洋プラスチックごみ対策ついて話し合うG20の事務レベル会合が8日~11日まで開催されており、ノーベル平和賞と相まって同テーマの関心が高まる公算があります。

最後に

環境関連銘柄は長く大きなテーマとなり得ることから、常にウォッチしておいて損はないでしょう。まずは11日のノーベル平和賞でグレタさんが受賞することとなるのか、発表に注目です。

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