「あのモデルのように…」願望叶える最新技術が一大相場を巻き起こす!?
日経平均は高値の更新が視野に入るものの、相場をけん引する材料に欠けます。
連日、報道されるのはトランプ大統領の発言や米中の貿易問題・・真新しい話題に不足しており、投資家は新たな刺激を求めているはずです。
もともと秋口はイベントが多く、テーマ株が物色されやすい季節。
全体が上げてきた事で銘柄選定にも力が入る局面かと思いますので、今週の「盲点を斬る」では、相場を牽引しそうな最新技術を取り上げてみます。
男の味方!再生医療で「薄毛」を救え
加齢とともに、男性にとって深刻な悩みとなるのが「薄毛」です。
30代を過ぎてくれば、毎朝、鏡に向かうたびに生え際を気にせずにはいられないでしょう。
ただ、いかに大事にしていても加齢には逆らえず、毎日抜け落ちる髪の毛を横目に【7823】アートネイチャーのカタログを眺める事しかできません。
しかし、われわれ男性にとって強い味方となる最新技術の開発が、現在進められています。
それが“再生医療を用いた毛髪の復活”。
薄毛患者自身の後頭部の毛髪を数ミリ切り取り、毛根の細胞を採取、培養、増殖させ注入するという方法です。
これまでも自らの後頭部や側頭部の細胞を採取し、薄い部分に移植する「自毛植毛」という手術が存在しました。
しかし、後頭部には少なからず傷が残る事に加え、採取した部分の毛髪が二度と生えなくなるという問題がありました。
この手法を用いる事で、最低限の皮膚の採取で細胞を増殖させることができます。
2020年を目途に実用化を目指しており、【4911】資生堂や【6971】京セラがこの分野の研究を進めています。
再生医療と聞くとバイオベンチャーをイメージしますが、これからは化粧品メーカーなども関連株として挙げられてくるかもしれません。
遺伝子操作は新時代へ!ノーベル賞候補にも
「あのアスリートのように足が速くなれたら・・」
「あのモデルのように綺麗になれたら・・」
「あの学者のように博識になれたら・・」
など周囲を見渡せば憧れは尽きませんが、これらの願望を叶えてしまうかもしれない技術が存在します。
それが「ゲノム編集」。
人類を含む、あらゆる動植物のDNA(遺伝子・遺伝情報)を自在に改変する事が可能な技術で、「百年に一度の発明」と称されています。
これまでも遺伝子組み換え技術は存在しました。
細菌の一種や金の微粒子を使って細胞内に外来の遺伝子を導入し、本来持っていない性質を持たせる技術として作物などに広く活用されてきましたが、成功率は低く正確性に欠く点が指摘されてきたのです。
ゲノム編集は、DNAを特定の位置で切断できる制限酵素により、遺伝子の切断、編集、導入が可能で、より効率よく遺伝子操作が出来るようになります。
つまり、遺伝子を操作する事で、優れた肉体や優秀な頭脳を持つ人類を生み出すことができるかもしれないのです。
もちろん人類への活用はまだまだ先の話ですが、国内では厚生労働省が9月19日からゲノム編集技術を使った食品の規制のあり方について議論を始めています。
しかも、ゲノム編集は10月1日から発表される2018年のノーベル賞の候補として挙げられています。
この技術の基礎となったDNAの繰り返し配列を、日本の石野良純教授らが発見しており、日本人の受賞候補として期待されている点もポイントです。
2012年に山中教授がiPS細胞でノーベル賞を受賞した際は、一大バイオ相場を巻き起こしました。
仮に、石野教授が受賞したとすれば・・バイオ相場の再来は十分に考えられます。
特にゲノム編集へ力を入れている【3386】コスモ・バイオは、筆頭候補として挙げられるので受賞した場合の動向には注目しておきましょう。
成長規模が計り知れない分、関連株が爆発的に高騰するケースも多い最新技術。
今週は2つほど取り上げましたが、わたしたちの生活を変える技術は、他にも数えきれないほど研究されています。
せっかく訪れたテーマ株の秋。
最新技術が話題に挙がりやすい時期ですので、会員様も探してみてはいかがでしょうか。
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