人工知能(AI)が活躍!6月から変わる「朝の習慣」

毎朝、家を出る前の身支度と共に、多くの方の日課となっているのが「天気予報のチェック」でしょう。

その日の天気予報を見て、服装や傘の有無を判断すると思います。

何気ない朝の習慣ですが、実はいま、株式市場にも影響する大きな変化が訪れようとしています。

6月から天気予報が変わる!AIの力で国内産業への恩恵も

天気予報気象庁は6月19日から、天候の予報期間を現在の7日先のものから、12日先のものへ延ばして公表する予定です。

この12日先の天候予報は「2週間気温予報」と呼ばれますが、気象庁が昨年導入したスーパーコンピューターにより、従来よりも未来の予測が可能になりました。

このような気象情報と先端技術の融合が、近年盛んに行われています。

例えば、理化学研究所と気象庁が進めている研究では人工知能(AI)を活用。

スーパーコンピューターを用いて、気温や気圧、風の変化を複数の数値予報モデル化し、計算結果をAIで適切に組み合わせる事で、5日先までの特別警報に匹敵する豪雨確率を算出できるようになる見通し。

現在は予測が難しい台風の急発達についても、AIで前兆を捉える研究も進める方針としており、防災対応への活用が期待されています。

経済活動において、全体の3分の1の企業が天候に左右される産業であるといわれています。

先端技術との融合に伴った気象情報の精度向上は、熱中症対策や農作業、小売や旅行、交通会社など、あらゆる分野で恩恵が大きい事から、政府も国策の一つとして重要視しているのです。

AI導入の研究は急ピッチで進行。関連株は高値更新へ

さらに、日本は気象情報の精度向上を急ピッチで進める必要があります。

豪雨災害近年、国内では豪雨や台風による災害被害が相次いでいます。記憶に新しい平成30年7月豪雨は、西日本を中心に広い範囲へ記録的な大雨をもたらしました。

ダムや堤防の決壊だけでなく、西日本地域の海外拠点となる関西国際空港も冠水する事となり、訪日客の足にも大きな影響を与えたのです。

来年の7月には東京オリンピックが控えています。同様の被害を起こさない為にも、気象情報の精度向上が急ピッチで求められているのでしょう。

個別株では、民間気象情報で世界最大手の【4825】ウェザーニューズ米半導体大手のNVIDIAと連携し全世界の雨の状況を高精度に可視化・予測するAIプロジェクトを開始。軟調地合いで高値を更新しています。

上下水処理設備大手の【9551】メタウォーターICT(情報通信技術)とAIにより、下水処理設備を統合制御する技術を提供、国土交通省の実証事業に採択。同社も5月に上場来高値を更新しました。

来月28~29日に予定されているG20大阪サミットで焦点となる「Society 5.0」でも、気象情報などを含むビッグデータのAI解析が課題として挙げられています。

話題に挙がる公算が大きく、関連した中小型株への資金波及が期待できるでしょう。

まとめ

G20を通過するまでは、どうしても全体の方向が定まりにくいですが、気象情報を始めとしたSociety 5.0に関連した銘柄にはテーマ株物色が向かいそうです。

気象情報に先端技術が搭載される事で、精度が向上するだけでなく、ゆくゆくは天気予報を全てロボットが解説する時代が到来するかもしれません。

いずれは天気予報士も不要に・・。

少々気が早いですが、朝の顔がいなくなる事に、寂しさを感じる今日この頃です。

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