政府を動かすCGキャラ:話題の「Vチューバ—」に迫る

「ユーチューバ—」という言葉については、聞いた事がある方も多いでしょう。

動画サイト:YouTubeを中心に独自の動画を作成し、広告収入で生活するクリエイターの事を指します。

国内では「ヒカキン」や「はじめしゃちょー」といった個性的な名前のユーチューバ—が有名で、若年層の間ではなりたい職業ランキングの上位に位置するほど人気の職業です。

株式市場でもユーチューバ—の制作サポートを手掛ける【3990】UUUMが上場しており、一つの産業として確立されています。

しかし、今話題を集めているのは、CGで作成されたバーチャルキャラクターを用いて動画配信を行う“Vチューバ—”と呼ばれる次世代のユーチューバ—たちです。

新たな市場のテーマとして注目のVチューバ—・・今回はその可能性について迫ってみたいと思います。

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動き始めた政府に上場企業。巨大市場へ変貌も!

Vチューバ—たちは、CGならではの整った外見と特徴的なアニメ声で話します。

動画なので、バーチャルキャラクターたちは話しながら動いたり表情を変化させたりしますが、一般的なアニメとは異なり、モーションキャプチャーと呼ばれる現実の人物や物体の動きをデジタル化する技術を用いて、演者の動作をそのまま映像に反映させています。

この技術により、CGキャラクターがまるで現実世界に存在しているかのようなスムーズな動きを再現。個人でもある程度の知識があれば動画の制作が可能という事で、爆発的に数を増やしているのです。

自由度が高く、アニメ制作ほどの手間をかけずに活用できるという事もあり、一般ユーザーのみならず政府や企業も高い関心を寄せています。

今年3月、日本政府観光局(JNTO)は、日本初のVチューバ—である「キズナアイ」を訪日促進アンバサダーとして起用しました。

アニメ大国である日本ならではの取り組み。政府が掲げるCoolJapanの一環として活用される事になったのです。

企業側でも、Vチューバ—を成長分野として掲げるところが少なくありません。

【3632】グリーは今年4月、国内を中心にVチューバ—に関連するクリエイターやスタートアップ企業を支援する為の投資プロジェクト「VTuberファンド」を開始しました。

また、【4751】サイバーエージェントの子会社である株式会社CyberZは5月、Vチューバ—などのマネジメント事業に特化した「株式会社CyberV」を設立しています。

他にも、PCオンラインゲームを手掛ける【3810】サイバーステップは新たにVチューバー部門を設立

【3689】イグニスバーチャル・ライブ・プラットフォーム:INSPIXを活用した“バーチャル劇場”を、バーチャルアイドル芸能事務所の岩本町芸能所と共同で開始すると発表しています。

次世代技術と相性バツグン!関連株は多数

Vチューバ—の登場は動画業界に変革をもたらせたわけですが、さらに期待されるのが次世代技術との連携です。

【9468】カドカワ傘下のドワンゴは、仮想空間:バーチャルキャスト上でVチューバ—に有料ギフトを贈る機能「Vギフト」を開始すると発表しました。

バーチャルキャストは仮想空間内でユーザーがCGキャラクターとなり、番組配信や別のキャラクターとの対話ができるサービス。

Vギフトにより番組の視聴者は、Vチューバーへ有料ギフトを手軽に送信できるようになります。仮想通貨による課金も見込まれ、普及へ向けて一役担う可能性があります。

さらに、Vチューバ—が自身を可愛くさせようというコンセプトのもとに、クラウドファンディングで資金を集めたという経緯もあります。

バーチャルな世界のコンテンツだけに、フィンテッククラウドファンディングのみならず、VRAI分野といった次世代技術とは相性バツグン。関連企業や提携先企業も今後増える事でしょう。

それだけでなく、動画撮影用のマイクなどを手掛ける【6694】ズームなど周辺機器を手掛ける企業も関連株として挙げられるので、裾野が広いテーマだと言えます。

今週末はお盆で大型連休に入るという方も多いかと思います。

時間があれば、Vチューバ—の動画を見てみると、新たな投資先のヒントが見つかるかもしれません。

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