開幕直前!「ノーベル賞」2年ぶり日本人受賞なるか!?
毎年恒例のノーベル賞の発表が10月1日より始まります。
ご承知の通り、「ノーベル賞」はマーケットでも大きな関心を集めるイベントです。
先週の「株式市場の“盲点”を斬る!」でお伝えした「ゲノム編集」の他にも受賞候補となっている分野がまだまだあります!
そこで今回は発表に向け注目を集めている銘柄についてお伝えしていきます。
生理学・医学賞の注目は新たなガン治療薬「オプシーボ」
10月1日に発表される「ノーベル生理学・医学賞」は体の免疫力を利用してガンを治療する「オプジーボ」の開発に貢献した京都大学の本庶佑氏が有力視されています。
「オプジーボ」は様々なガンの治療に効果があることや、強い吐き気や脱毛といった副作用が少ないことから、新たな治療薬として注目を集めています。
昨年も受賞候補として名前が挙がっていましたが残念ながら受賞を逃しました。
しかし、依然として有力候補であることは変わらず「今年こそは・・」と受賞が期待されています。
生理学医学賞発表を控え、同治療薬を本庶氏と共同開発、販売している【4528】小野薬品工業へ関心が高まっており、株価は約半年ぶりに3000円台まで上昇をみせています。
マーケットでも話題のテーマが化学賞候補に
10月3日に発表される化学賞で受賞が期待されているのが「リチウムイオン二次電池」です。
同製品は使い切りではなく、充電をすることで繰り返し使用できる電池。身近なものでは携帯電話やノートパソコンなどに用いられています。
電気自動車のバッテリーとしても使われており、マーケットでも話題を集めているためご存知の方もいらっしゃるでしょう。
化学賞の関連銘柄と挙げられているのが、【3407】旭化成と【6758】ソニーです。
旭化成名誉フェローである吉野彰氏は世界で初めてリチウムイオン二次電池を開発した人物。
また、世界に先駆けて実用化を成し遂げたソニーの元技術者である西美緒氏も受賞が期待されており、25日付の日本経済新聞では先の2名が有力候補として報じられました。
リチウムイオン二次電池は安全性の観点から受賞にはまだ時間を要するとの見方がありますが、化学賞を受賞すればご祝儀相場として上記2銘柄へ物色が進むかもしれません。
恒例のハルキ相場、今年はどうなる?
ノーべル賞と言えばやはり小説家の村上春樹氏を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
同氏は毎年のように「ノーベル文学賞」の受賞候補として期待されており、書店チェーン大手の【9978】文教堂グループホールディングスに物色が進むケースが恒例行事となっています。
しかし、今年の文学賞の選考は選考委員会の不祥事により見送られることに。
この事態を受け、8月30日にスウェーデンの文化人らは今年限定の文学賞「ニュー・アカデミー」を創設し、村上氏を最終候補に選出。
受賞期待から文教堂株は一時ストップ高をつける急騰をみせたものの、9月16日に村上氏が候補を辞退したことで株価は「-21%」の下落を記録し、今年のハルキ相場は終了となりました。
上記のようにノーベル賞が株価に与える影響は大きく、注目のテーマなのは間違いありません。
もっとも今回お伝えした「ノーベル賞関連」は既に期待感から買われている銘柄が多く、現時点から買い付けるのは得策とは言えないでしょう。
10月はノーベル賞のほかにもイベントや学会が多く開催されることからテーマ株が盛り上がりをみせる時期です。『単発スポットプラン』では今から値幅の狙えるテーマ株をご紹介しております。新しい銘柄をお探しの際は是非ご確認ください。
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