10月を見据えて外せない“材料”

皆様、こんにちは。本村健です。

前回は「東京ゲームショウ2018」についてご紹介しましたが来月を見据えて外せない材料がもう一つありますね。

それが「ノーベル賞」

10月1日に発表される医学生理学賞を皮切りにノーベル賞が発表されます。

2014年から日本人が3年連続で獲得していましたが、2017年は日本人の受賞者がいませんでした。

今回こそは日本人の受賞に期待したいところですが、その前に毎年物色される銘柄の推移を追ってみましょう。

今年は見送られる『文学賞』関連はどうなる?

今年はイレギュラーがありノーベル文学賞の発表が見送られます。

ただ、スウェーデンではこれに代わる新たな「文学賞」が今年に限りつくられることになり、4人がノミネートされました。

日本人では唯一、「IQ84」「ノルウェイの森」などの作品が世界的に有名な村上春樹氏が候補として選ばれています。

10月12日に受賞者を発表する模様で、これに先駆けて買われた銘柄をご紹介しましょう。

【9978】文教堂グループホールディングス:書店チェーン大手。関東軸に展開。16年10月、日本出版販売が筆頭株主に。大日本印刷とも提携。

同社は、大手書店チェーンで、村上氏が受賞すれば書籍の売上増が期待されることから買いが集まり、一時はストップ高まで買われました。

【3159】丸善CHIホールディングス:図書流通センターと統合し、傘下のジュンク堂は文教堂の大株主。

こちらはまだ物色されていませんが、連想が働けば思惑で買いを集めそうです。

ただ、材料としては相場が長続きをしないと考えますので安い所を狙って吹いたら利確をする「早乗り・早降り」の短期投資向けかもしれません。

もちろん文学賞だけでなく、ノーベル賞候補関連は要注目。

既に思惑や連想買いで動意付いている銘柄も出てきていますが、半歩先を読む上では重要な材料となるので皆様も週末に調べてみてはいかがでしょうか。

話題の銘柄 Pick UP:【1435】TATERU

今週は民泊運用やアパート施工・管理などを手掛けるTATERUの事件を取り上げてみます。

同社は、顧客が不動産融資を受けることができるように、顧客に代わり用意した銀行提出用の資料内で、預金残高を約23万円から約623万円に水増していました。

全くけしからん話です。

この報道を聞いて【8358】スルガ銀行の事件をみなさんも思い出した事でしょう。

一体、なぜ不動産を巡る事件が相次いで明るみに出ているのでしょうか。

この背景にあるのは金融庁・日銀がアパートローンに対する監視強化を昨年から進めてきた事が挙げられます。

相続税対策や超低金利により安易な貸し出しが増え、貸家の供給過剰感が指摘されていました。

その対策の一環として、貸し出しに対する監視を強化を進めてところ、今回のような事件が発覚したのでしょう。

今後も不動産融資においては、問題が取り上げられる可能性が高いですし、それ以前に日銀は長期金利の上限を広げようとしています。

長期金利の上限が引き上げられれば、それは不動産市場から債券市場へ投資資金が流れる事に繋がります。

警告しておきます。

投資用不動産を手掛けている企業は、しばらく厳しいかもしれません。くれぐれもご注意を。

個人的に気になる銘柄

今週は【9766】コナミホールディングスに注目です。

家庭・携帯用ゲーム主力。スポーツ施設で首位。健康施設やカジノなど多角化経営し「eスポーツ」にも注力する企業です。

2日に閉幕しましたジャカルタ・アジア大会でサッカーゲームウイイレ「ウイニングイレブン2018」で、KONAMI「ウイニングイレブン」eスポーツアンバサダーで日本代表選手が優勝し金メダルを獲得しました。

日本選手が優勝したことで同社と「eスポーツ」の注目度が世界的に高まりそうです。

20日から開催される東京ゲームショウ2018では、「ウイニングイレブン2019」を使用した初の公式大会を開催します。

事前予選を勝ち上がったチームによる決勝大会を実施し、優勝したチームは日本代表として海外で行われる国際試合への進出権を獲得できるそうでゲーマー達の話題を集めそうです。

PERは19倍台と割安感もあり、一株利益は236円。同社は、「ゲーム株」「フィットネス関連株」「カジノ関連株」として3拍子揃っていて今後も材料が豊富な企業です。

短・中期目線で注目しています。興味のある方は、「押し目買い」で狙ってみて下さい。

現値は下値を試す展開にあり、逆張り手法となりますが短期筋の方は4300円割れにロスカットを入れ、目先、目標株価の5300円狙いで注目しています。

最後に、この度の北海道地震で被害にあわれた方へお見舞い申し上げます。

それでは、また来週お会いしましょう。本村健でした。

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本村健

「株をやるなら必ず勝て!」投資道場を連載中!

一成証券(現三菱UFJ証券)、高木証券にて株式・債券・投信・先物等を幅広く取り扱っていた元・証券マン。投資にまつわる深い知識を武器にした「潮目を読む力」には定評あり。

風貌からは想像がつかないが“攻める”投資を得意としており、中でも材料やテーマ株に対する嗅覚は一級品。好物はビールを始め酒類全般。 「投資の達人」としても知名度が高く、現在は株マイスターで毎週土曜に『本村健の投資道場』を連載中。

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