消費増税目前!気になる「駆け込み需要」恩恵株は?

消費増税がいよいよ目前に迫ってまいりました。

TVでは連日「駆け込み需要」を取り上げるようになりましたが、今回はイマイチ盛り上がりに欠けるようです。

原因は幾つもありますが、最も大きいのは軽減税率キャッシュレス決済でのポイント還元など、増税による景気冷え込み対策によって、却って増税後に買い物をした方がお得になるケースもあること。

また、前回の増税から5年しか経過しておらず、家電等の買い替えについては時期尚早ということもあるようです。

自動車や住宅といった大きな買い物についても、減税措置対象となっていることから「増税前と増税後、どっちがお得?」という話題の方がクローズアップされる始末。

こういった状況から注意しておきたいのは次回の決算シーズンです。

駆け込み需要を見込んで業績予想を立てていた企業については、進捗率が振るわないという事態にも繋がりかねません。

増税前の駆け込み需要を紐解き、注意したい企業などを今のうちにチェックしておきましょう。

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2月期が多い「小売」は早速10月が決算ラッシュだが…

盛り上がりに欠ける中でも駆け込み需要が期待できるのは「日用品」です。

食料品では多くの品目に軽減税率が適用されますが、洗剤やトイレットぺーパーといった日用品は対象外。

10月からは消費税が10%で適用されてしまうので、キャッシュレス決済のポイント還元を受けない限り、増税となってしまいます。

【4452】花王や【4912】ライオン、【8113】ユニ・チャームなどは駆け込み需要の恩恵が期待できるでしょう。

また、【7516】コーナン商事や【3191】ジョイフル本田といったホームセンターや、【3141】ウェルシアや【3391】ツルハHDなどのドラッグストアなどでも一定の効果が見込めるかもしれません。

2月期の多い小売企業は、早速10月に決算発表を行いますが、1点注意が必要です。

2Q決算は6~8月の業績となるため、駆け込み需要がピークとなる9月の業績が含まれません。

早めに8月から動きが出ている可能性もありますが、駆け込み需要の効果が分散してしまう点は注意しておきましょう。

自動車は「輸入車・中古車」にチャンスあり?

自動車販売に関しては、10月から自動車取得税が廃止されるため、軽自動車であれば2%、それ以外の自家用自動車であれば3%の減税になるため、駆け込み需要が見込めないジャンルです。

しかし、新たに導入される「環境性能割(燃費課税)」が曲者。

燃費性能によって0~3%の税率となるため、燃費が悪い車は実質減税ではなくなります。

輸入車の多くは燃費が悪いことから、駆け込み需要が見込めた可能性があります。

また、環境性能割で3%の課税がかけられる対象は「平成27年度燃費基準+5%達成車」までとなります。

10月以降に中古車を購入する場合、自動車取得税廃止の恩恵を受けられない可能性があるのです。

こういった背景から、中古車にも駆け込み需要があった可能性が高いです。

ただし、消費税が8%なのは9月末までの納車分まで。新車であれば2~3ヶ月程度かかるため、6月末までに駆け込み需要があったことになります。

中古車であれば1~2週間で納車が可能なので、より直近まで業績期待が見込めるかもしれません。

中古車販売大手の【3186】ネクステージは11月期企業で、次回決算は10月4日。

中間決算でも良い数字を出してきた同社が、今回の決算でも良い数字を出してくるか注目したいところです。

駆け込み需要の最有力候補は「POSレジ」?

「駆け込み需要」と聞くと消費者を思い浮かべますが、中小の小売業者も大きな対象になります。

今年は通常国会開催中に増税延期の可能性が示唆されたこともあり、軽減税率に対応したレジの導入が遅れていた小売業者が多かったのです。

レジ購入の契約を9月末までに終えれば、国から1台あたり20万円を上限に購入費の補助を受けられることから、メーカー各社が工場をフル稼働させている状況。

レジ大手の【6952】カシオ計算機をはじめ、【6753】シャープや【6588】東芝テックなどは、意外と次の決算では良い数字を出してくるかもしれません。

なお、小売の業種に多い2月期・11月期企業は10月に決算発表があるため、駆け込み需要の恩恵を受けれたかどうかによって明暗が分かれる可能性があります。

保有株の中に決算が近い銘柄がある会員様は、お早めに弊社アナリストまでご相談いただくことをお勧めいたします。

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