健康・医療・働き方改革…「人生100年時代」の関連テーマ株
「人生100年時代」
2017年、一億総活躍社会の実現を目指す中で、人生100年時代を見据えた経済社会のあり方を構想すると政府が発言をしました。
100年も生きるなんて昔では考えられないような話ですが、2017年時点での平均寿命は女性が87.26歳、男性が81.09歳にまで達しており、そう遠い未来ではないことが伺えます。
また、併せて働き方改革も進められており、専業主婦や子育て・介護で自由が効かない人や高齢者など、これまで以上にすべての人に活躍してもらう社会の実現を目指しています。
「何をいまさら」を思う方もいらっしゃるかもしれませんが、4月に働き方改革関連法が施行された2019年の今だからこそ、改めて目を向けていくべきでしょう。
そこでまず注目されるのが「健康」をいかに維持していくかということです。
王道だけど基本的にフィットネス系が注目
運動は健康維持に必要不可欠な要素となりますので、フィットネスクラブでの体つくりはこれまでよりも重要視され、今後もますます需要拡大が期待できるでしょう。
さらに、芸能人の間でもSNS上でトレーニング姿を公開する人が増えるなど、若者にも人気を得ていますので、全ての世代から支持されているジャンルとも言えます。
銘柄としては、フィットネスクラブを運営する【2378】ルネサンスや【4801】セントラルスポーツ、【9766】コナミホールディングスなどはもちろん、ウェアやシューズなどを揃えるとなると、【3028】アルペンや【8111】ゴールドウィンなどの売上増加が見込まれます。
業績面で叩かれていますが、パーソナルトレーニングジムを手掛ける【2928】RIZAPグループや健康器具を販売する【7806】MTGなども関連している銘柄と言えます。
医療も迅速に対応が必須
さらに、健康に生きていくためには、定期的な医師の診断は必須です。
ただ、医師不足が叫ばれていることなどから、オンライン診療を促す動きが活発化しています。
例えば、【6034】MRTが提供する遠隔医療サービス「ポケットドクター」は、スマートフォンで診察し、クレジットカードでの決済後は薬が配送されます。
【6095】メドピアは医師によるオンライン医療相談プラットフォームを展開中。チャットやテレビ電話で幅広い相談科目で気軽に悩みを相談する事が可能で、予防医療としての活用が期待されています。
まだまだ病院に行く方が一般的ですが、軽い症状ではオンラインでのやり取りが主流になる日が来るかもしれませんね。
働き方について提言
冒頭でもお伝えした通り、働き世代が広がるということはその働き方自体を提案できる企業に商機があると言えるでしょう。
派遣やアルバイト求人も扱う【2181】パーソルホールディングスや【2379】ディップなどは、まさにこれに該当します。
また、働き方が広がっているという点では、隙間時間などで働けるクラウドソーシングのシステムなども人気化しており、【3900】クラウドワークスなどが注目されています。
番外編:アンチエイジングにも余念なし
さて、健康とは少し離れるかもしれませんが、長生きするとなれば当然その間は若々しくいたいと思うものでしょう。
特に女性にとっては大事なことです。
【4927】ポーラのシワ美容液が大ヒットしたのは記憶にも新しいですが、美容で注目すべきは何も化粧品業界だけではありません。
【6630】ヤーマンの美容機器は中国人観光客からの支持も厚く、国内でも百貨店などで大きくイベント展開を始めました。美容機器と言えばモデルの水原希子さんを起用した広告で有名な【6752】パナソニックが有名ですが、逆転もありうるかもしれませんね。
まとめ
いかがでしょうか。
「人生100年時代」
こう言われ始めてから高齢者のみならず、若者の間でも意識が高まっています。
となると、今回挙げた業界以外にも、今後関連した企業が多く出てくるでしょう。
中長期的なテーマとなりますので、長い目で注目しておくことをお勧め致します。
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