『置き配』から目が離せなくなる“3つのキーワード”

2月は1年で最も短い月ですが、今年の2月は“新型コロナ一色”で終わりを告げようとしています。

月初はマスク関連が物色を集めましたが、感染拡大とともに物色対象も変わり、現在はテレワーク関連巣ごもり消費関連に注目が集まり始めています。

【4324】電通グループは、本社勤務の50代男性が感染したことを受け、26日から従業員5000人が在宅勤務に。

また、【4911】資生堂も感染者は確認されていないものの、およそ8000人を対象に在宅勤務を基本とする方針を明らかにしました。

在宅勤務になれば、スーパーやコンビニには気軽に足を運べますが、感染拡大を避ける目的では、やはりEC(ネット通販)への需要が見込まれます。

ECとは切っても切れない関係にあるのが「宅配」ですが、仮に宅配業者に感染者が出た場合は、巣ごもり消費に黄色信号が灯る可能性も否定できません。

ただ、この問題には救世主の存在が。

それこそがAmazonをはじめ、普及が広がり始めている『置き配(おきはい)』です。

対面での接触を避けることができるので、感染予防の観点からも置き配需要は高まりそうです。

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2020年は『置き配』元年になる?

今年に入って全国展開が始まったAmazonの『置き配』。会員様の中にも利用している方がいらっしゃるかもしれませんね。

これは「玄関」や「自転車かご」「宅配ボックス」など6つの選択肢から、不在時でも商品を指定の場所に置いておいてもらえるサービスです。

発送や配達中でもメールでお知らせが来るので、受け取りに間に合わないときに置き配に切り替えることが可能で、私もよく利用しています。

【6178】日本郵政は昨年3月より導入を始めていましたが、盗難や破損等のリスク懸念から、Amazonと提携するまで普及が進まなかったようです。

楽天も2018年から置き配を始めていましたが、こちらも知名度はそれほど高くありませんでした。

その楽天は今月5日から、環境省の委託事業「CO2排出量削減効果のある新たなラストワンマイル配送モデルの実証実験」に参加。

新たな配送モデルとして、スマホアプリと簡易宅配ボックスを活用したオートロック付きのマンションへの置き配の実証実験を29日まで行っています。

今年はAmazonの全国展開や政府主導の実証実験に加え、コロナウイルス問題もあって、『置き配』の普及が爆発的に拡大するかもしれません。

EC大手のAmazonと楽天での置き配利用が増えれば、自ずと宅配のスタンダードになっていくことでしょう。

再配達問題の解決は『ESG投資』でもある

知名度が上がって来ている『置き配』ですが、そもそも導入された背景は「人手不足問題」への対策でした。

ECの普及によって増加の一途を辿る配送料に合わせ、“再配達”の数も馬鹿にならない割合となっています。

再配達率は約16%で、労働力に換算すると年間9.5万人分。年間で約1.8億時間が再配達に費やされているという試算まで出ています。

そして、労働力と合わせて計算されるのがCO2排出量。

年間で約4.2万トン、杉の木の呼吸に換算すると約3000万本分のCO2が排出されている計算になります。

先に紹介した、楽天が今月実証実験を行っている環境省の委託事業は、この問題が関わっていたのです。

働き方改革にも役立ち、環境にも優しい『置き配』は、ESG投資のひとつと見ていいでしょう。

置き配に関わる銘柄には、ファンドの資金流入が期待できるかも知れません。

再配達削減には『ロボット』の存在も

また、“投資”という観点では、次世代技術の活用も進んでいるようです。

置き配が現状で対応できないものとしては、マンションがオートロックだったり、宅配ボックスが満杯だったケースです。

その対応策が楽天の実証実験でしたが、他にも「ロボット」を活用した対策も考えられているようです。

ソフトロボットと計算システムの開発を行うアメーバエナジーは日本郵政と提携し、1月30日に自立走行型ソフトロボット「Ameba GO-1」(アメーバゴーワン)による集合住宅への無人複数置き配の実証実験を実施しました。

このロボットは配達員から荷物を受け取ると、自分で階段を上り、玄関前まで荷物を運んでくれる優れモノ。

受け取る側がロボットというのは新しい視点で、マンションでカーシェアリングのように複数台保有していると勝手が良さそうです。

また、【9064】ヤマトHDは【2432】DeNAと提携し、オンデマンド配送サービス「ロボネコヤマト」の実験を行っています。

こちらは自動運転で動く宅配ボックス。希望の時間と場所で荷物を受け取れることから、置き配とは少し違いますが、新しい配送の在り方です。

ヤマトHDは米ヘリコプターメーカーとドローンによる配送を開発していますが、そもそも人ではなくロボットが宅配するようになれば、再配達自体を無くすことが可能でしょう。

もちろん、新型コロナウイルスへの感染懸念も、ロボットならば大丈夫ですね。

最後に

感染拡大への懸念は続いていますが、政府が示したように、ここ1~2週間で感染が収束に向かえば、3月相場は色んな有望株が安値圏で手に入るチャンスとなり得ます。

今回紹介した『置き配』関連はやや大きめの銘柄が多いですが、「新型コロナウイルス」抜きでも今年注目したいところ。

「ESG投資」「ロボット(AI/IoT)」にも絡むことから、関連株の広がりに期待が持てます。

また、今回取り上げることができませんでしたが、簡易宅配ボックス「OKIPPA」を手掛けるYper(イーパー)社は、この分野の鍵を握る企業と言えます。

まだ未上場のスタートアップ企業ですが、いずれIPO株として名が知れるかもしれません。

気になる関連企業があれば、弊社アナリストの見解をお伝えすることが可能です。

お買付け前に、サポートデスクまでご相談いただければと思います。

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