『TENGA』と株式市場の濃厚な関係・・(後編)

前週17日に公開し、大変ご好評いただいたコラム「『TENGA』と株式市場の濃厚な関係・・(前編)」ですが、今夜はその後編をご紹介したいと思います。

前編では、アダルトグッズ『TENGA』の製造・販売元である株式会社典雅が、新たに市場開拓を進める「医療器具」「高齢者向け」商品についてお伝えしました。

ただ、これらは今後収益化を目指す分野であり、長期スパンでの話となります。より近々の話で、収益に直接影響しそうな現在進行形で開拓を進めている分野があるのです。

『女性向け』としてのTENGA

男性向けでは圧倒的なシェアを誇るTENGAですが、その反面、女性ユーザーの獲得に遅れていました。

そこで2013年より女性向け商品の販売を開始。“iroha”シリーズを展開してきました。

男性には耳の痛い話ですが、irohaが1200名の女性を対象に実施したアンケートによると、4割の女性がオーガズムに達した経験がないとのこと。

さらに、オーガズムに達したと回答した6割の女性たちも、約半数が膣内の刺激では達した経験がないと答えています。

この問題を重く受け止めた典雅は、身体の奥からの気持ちよさを追求し「iroha RIN」を開発。9月21日より販売を開始するなど、足元でも女性ユーザー獲得へ向けた積極姿勢を見せています。

他にも、カップル向け商品としてVI-BOシリーズなども打ち出している典雅ですが、この分野においては更なる進化を企てている可能性があります。

海外のスタートアップ企業:ライオネス社の製品「LIONESS」というバイブレーターは、オーガズムを含む性的反応を正確に識別し、アプリでグラフを確認する事が出来るという代物。

ついに、アダルトグッズにもICT化の波が到来しようとしているのです。

【3092】スタートトゥデイのZOZOスーツのように、時代の進化と共に身近なもののICT化が進んでいます。

業界の先駆者である典雅が、最先端のテクノロジーを活用した商品を展開するのも時間の問題でしょう。

『訪日外国人向け』としてのTENGA

さて、上記で紹介した典雅の女性向けブランド“iroha”ですが、もし時間に余裕があれば商品ページを検索してみて下さい。

本ページ内で画像を載せられないのが残念ですが、明らかに「和」を意識して製品が作られています。

この商品が【9271】和心の店舗に並んでいたとしても、なんの不思議もなく観光客が買ってしまうくらい日本の商品という点を重視したデザインや色使いなのです。

実はこのiroha、訪日外国人の間でお土産として人気を集めています。

意外に感じるかもしれませんが、羽田空港や成田空港のドラッグストアで販売されており、一時は欠品するほどの人気っぷり。

中国製の製品は壊れやすく安全で長持ち、しかも性能が高いという事もあり、まとめ買いもしばしばとのこと。

訪日客の隠れた人気スポット、秋葉原にある「大人のデパート:m’s」でも、目立つ場所で取り扱われており、新たな爆買い候補としてirohaを始めとした典雅の製品が挙げられるのです。


典雅が参入を進めている分野について、二週にかけて取り上げてきましたが、ここで1度、振り返ってみましょう。

高齢者に女性、訪日外国人と、老若男女すべての人をターゲットとする姿勢は、まさに政府が推進している一億総活躍と同じではないでしょうか!

今後も愛される商品を世に送り出してくれるであろう典雅・・

株式市場では話題にされにくいものの、成長規模の大きさを考えると関連株をチェックしておいて損はないでしょう。

典雅関連の銘柄抜粋

・・かつてコラボレーション商品を展開していた【5122】オカモト。TENGAとは切っても切れない濃厚な関係で、同じくインバウンドによる需要増が期待できます。

・IoTに注力するのであれば、ウェアラブル端末などから身体情報収集などが可能になる技術の開発を進める【6627】テラプローブ

・ED治療薬シアリスを展開する【4516】日本新薬

「『TENGA』と株式市場の濃厚な関係・・(前編)」はこちら

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