【年末特別企画】2019年上半期の注目テーマ株

来年の上半期(19年1~6月)に注目のテーマと、関連株についてまとめました。年末年始のお時間がある際に、銘柄選びのヒントとしてお役立てていただければ幸いです。

「日欧EPA」が発効

日本と欧州の経済連携協定(EPA)が、2019年2月1日に発効されることが決まりました。世界のGDP(国内総生産)の約3割を占める、世界最大の自由貿易圏が誕生することになります。

EUから輸入する農産品、鉱工業品の約99%の品目の関税が撤廃され、最大10億ユーロ(1270億円)の関税負担が無くなる見通しです。

身近なところでは、ワインの関税が即時撤廃されます。欧州産ワインを販売するサントリーは2月1日出荷分から、スペイン産「フレシネ」などを最大10%程度値下げする事を表明しています。

小売価格が1000円程のワインの場合、関税引き下げ分が値下がりすれば、1割ほど価格が下がる見通しです。

値下げで消費量が拡大すれば、酒類専門店を展開する【9994】やまや、つまみメーカーの【2922】なとりが恩恵を受ける可能性があります。

日本からの農産品や水産物の殆どの関税は即時撤廃されます。日本からドイツに輸出する農産品目の首位は「緑茶」です。

緑茶に対して3.2%かかる関税がゼロになるため、日本からお茶を輸出する【2593】伊藤園に恩恵がありそうです。

将来的に影響が大きいとみられるのが自動車EUが日本から輸入する乗用車に対する10%の関税が、8年目に撤廃されるためです。

欧州で販売される自動車を国内で製造する【7261】マツダが、自動車メーカーでは最大の恩恵を享受するとみられます。

ただし、自動車はトランプ米大統領が日本車への関税を課すと圧力を強めており、米国の政策が懸念されます。

キャッシュレス決済推進へ

1月下旬に通常国会が始まり、3月末までに2019年度予算案が承認される見通しです。

19年度一般会計の歳出総額は、当初予算としては初めて100兆円を突破することが確実で、関連銘柄への関心も向かいやすいでしょう。

歳出が増えるのは、消費増税に備えた景気刺激策に計2兆280億円の予算が充てられることが主因です。キャッシュレス決済で5%のポイント付与する政策が目玉となるため、関連株を押さえておきたいところです。

ポイント還元は中小の小売店が対象で、消費税が10%に引き上げられる2019年10月から9ヵ月間実施される予定です。

消費者が買い物で5%のポイント還元を受けるには、店舗がキャッシュレス決済に対応した専用端末を導入する必要があります。

導入を支援するための補助金制度もあるため、10月からの運用開始に向け、決済端末の導入に弾みが付くことが予想されます。

POSレジで国内シェア5割を持つ【6588】東芝テックマルチ決済端末を手がける【3753】フライトホールディングスが関連銘柄として挙げられます。

スマートフォンに表示されるQRコードやバーコードをを読み取ることで決済する「スマホ決済」も続々と新しいサービスが登場しています、

ヤフーとソフトバンクが共同出資する「ペイペイ」は、100億円を還元する大規模なキャンペーンを実施したことで、190万人の利用者を獲得しました。

ヤフーのライバル、【4755】楽天はキャッシュレス事業で先行しており、スマホ決済の「楽天ペイ」と「楽天edy」の2本立てでサービスを展開中。

経済産業省は、来年10月から5%のポイント還元の対象となる事業者を27日に公表し、楽天やペイペイなど14社が選ばれています。

5月に改元、恩恵を受ける銘柄は?

2019年5月1日に新天皇が即位され、新しい元号に切り替わります。

5月1日が祝日になることに伴い、来年4月27日(土)から10連休となることが決まりました。

来年のゴールデンウィーク(GW)に長期休暇を取る事が可能になるため、観光業界では特需への期待が高まっています。

「旅行代理店大手のJTBでは、来年のGWに出発する海外旅行の予約数が、例年の3倍になった。」(12月8日付の毎日新聞)と伝わっています。

海外旅行に強い【9603】エイチ・アイ・エスや、国内ツアー旅行が主力の【9726】KNT-CTホールディングスなど観光関連株が賑わう場面もみられそうです。

新しい元号は、4月1日に発表されることで調整が進められています。

カレンダーやポスターなど販促物、帳票などを刷りなおす法人需要が生じる可能性が高く、商業印刷大手の【7914】共同印刷や、印刷仲介の【4384】ラクスルなどが恩恵を受ける可能性があります。

2019年は、平成の最後の年でもあり、元号が新しく始まる「元年」。記念すべき節目の年に、結婚するカップルが増えることも予想されます。

海外挙式の草分けの【4696】ワタベウェディング、ウェディングドレスメーカーの【3607】クラウディア、婚活支援の【6071】IBJなども押さえておきたい銘柄です。

本年も株マイスターをご愛顧いただき、誠にありがとうございました。よいお年をお過ごしくださいませ。

The following two tabs change content below.

株マイスターのレポートやコラムを執筆しているアナリスト陣&サポートスクスタッフです。“個人投資家第一主義”という理念のもと、「タイムリーな情報」の惜しみない配信と、一人ひとりの投資スタンスや資金状況に応じた「的確なアドバイス」を心がけています。

『株マイスター』では、業界でも先駆けて設置したメールでの『無料銘柄相談』に留まらず、『サポートデスク』は携帯電話からも利用できるフリーダイヤルを導入。アナリストと直接会話することができるので、保有株の相談をはじめ、サービスに関する質問など、気軽にお問い合わせ下さい。

>>テーマ株のことなら、株マイスターにお任せください!